わかりやすい記事がありました。
比較的に的を得ています。
https://data.wingarc.com/juniorhighchoolbaseball01-83951
私は中学硬式に携わり20年になります。
我々は毎年、皆様に「選ばれるかどうか側」の立場です。※後述B
これまでの経験も踏まえ、こちらサイドからの視点にて・・・
記事内容につきまして、実情・説明・補足・解説をしていきたいと思います。
小学校高学年の親子の方々が、
この投稿を見て、少しでも参考になればと思います。
vol.1 選択肢が多様化する中学野球−違いをどう捉えるか
〇学校部活の特徴
・同じ学校の仲間と切磋琢磨できる点・・・
→子どもたちはいつもの先生・友達、日々同じ顔ぶれとなるので、人間関係の変化が少ない。
環境の変化やコミュニケーションにストレスを感じやすいのであれば、部活動の方が良いと思います。
・軟式球は肩や肘への負担が少ない。
→球の種類はあまり関係ないかと。怪我のリスクは同じ。本人の投げ方によります。
投球フォームと育成プログラム(強度、メニュー、試合での登板の仕方)が故障回避には大切です。
・運営体制が見通しにくいの事実。
→顧問の思いだけではどうにもならない。異動や部活動の在り方を顧問が決められるものではない。
→3年間、安定した部員数が継続されるかどうかが読みにくい。
・強豪校への進学を希望するのであれば、学校部活よりもクラブチーム・・・
→目の留まりやすさは間違いない。
試合含め日々の練習など訪れていただける機会は圧倒的に多い。ただ、良い選手は軟式でも硬式でも将来性は変わらない。
→今の時代、名門校になればなるほど全国各地に独自のネットワークを張り巡らせているので、
「原石」は部活動でも硬式クラブチームでも、さほど「見つけられ度」に変わりはないかと。
〇硬式クラブチームの特徴
・野球の進学塾
→全ての子どもが野球ありき・野球メインでの進学はしない。高校では、スポーツコースではなく、特別進学コースや理数コースなどに進む子どもたちが3割程おります。※今年もその形で進学した卒業生が今夏の甲子園に出場しました
野球の継続の仕方は子どもたち(家庭の意向)により異なります。
※上記は当チームの話
・太いパイプを持っており・・・
→関係性があることに間違いはないが、「進学絶対確約」という意味での太いパイプは存在しない。
理由は子どもの力量や学力で決まるから。毎年何でもかんでも・・・それはない。
名門校と称される高校ほど「枠」と呼ばれるようなものは存在しません。
→毎年のように、甲子園常連校や名門校へ進む子が多いクラブチームは、太いパイプがあるのではない。
そのチームの子どもたちが頑張った結果と指導者の育成の賜物。ただ、それだけの話である。
vol.2 家族で話す「どんな野球がしたいか」が軸になる
・親子の対話による「軸づくり」
→野球をするのは子どもですが、各家庭の状況があります。
家庭の現状を優先し、野球の続け方(チーム選択)、方向性を絞っていくのが第一と思います。
・「将来の理想像」から逆算・・・
→大正解だと思います。
硬式クラブチームの体験会や説明会に参加した際、ご家庭の意思やお考え、懸念している不安材料をチームへ相談し、「チームの方針や考え、実績」を聞くのが良いかと思います。
vol.3 情報は溢れているが、「決め手になる情報」が不足
・表に出ている情報だけでは「決め手」が見えない
→そうなんです。ここが最も難しい問題だと言えます。決断に至る材料が見えにくい。
基本的に「自チームを良く思われたい」という主旨で発信する各チームの媒体は、話半分であると捉えておくのが賢明かと。
→一番の情報収集源は、「信頼できる先輩家庭から話を聞くこと」
既に中学を卒業した家庭、現在在籍している家庭、どちらにも話を伺うのがベストかと。
目に映るSNSや巷の噂話よりも、より真実相当性は高い情報だと思います。
vol.4 情報収集の次は、「実際に足を運ぶ」しかない
・「気になるチームはすべて見に行こう」と決めました。
→間違いではありません。毎年その傾向の方々も一定数いらっしゃいます。ただ、子どもは「見過ぎると迷う傾向」はあると毎年感じております。
子どもは大人程、情報を精査することは出来ないので・・・
→ひとつの考えになりますが、チーム募集の仕方からそのチームの本当の方針が見えてくることは確かであると思います。
@スカウト活動により選手を集める→勝つチームをつくりたい
Aランダムに一切合切、直接チーム案内を行う→チームを存続させたい
B待つのみ→公平。ただ子どもたちと野球がやりたい。
次回記事が投稿されましたら、引き続きやっていきたいと思います。