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今オフは豪州での武者修行もあり、大阪での自主トレは1日のみとなりました。
キャッチボールの強度、スイングの様子などから、
コンディション上々かつ、この時期においての仕上がりの早さが印象的でした。
またノックを打たせてもらいましたが、年々無駄な動きが減り、
「よりシンプル」な動きになっていると感じました。

体格はもちろん、海外を経験したからか客観的な落ち着いた視野をもち、
ひとつ余裕をもった考え方など、だんだん大人へと(プロらしく)成長してきたかなあ・・・。

自主トレ後は、浦田グラウンドに寄ってくれました。
積極的に後輩たちに声をかけてくれ、自主練習でグラウンドに居合わせた選手たちはサプライズに喜んでいました。
また、今年もノックボール150球の差し入れをいただいております。
今年もありがとう。

いつまでも変わらぬ気さくで優しい人間性に安堵しました・・・

2月、沖縄で会える日を楽しみにしております。

ホームグランド、打撃ケージ(7ヶ所)に灯りが戻りました。
これで本格的に練習メニューの復活です。


台風通過でケージ倒壊→残骸仕分け・収集運搬→新ケージ設置
多くの方々のご協力により、待望の照明施設までようやく辿り着きました・・・。
ご協力ありがとうございました。


この打撃ケージは、当クラブの生命線でもあります。
平日練習で野手が待ち時間なく効率よくガンガン打ち込む
それは週末のゲームで打って打って攻めていくためのもの
チームカラーと各選手の個性を伸ばすためには、欠かせない施設です。

9月から、暗闇でのスイング練習や幅が狭い車のヘッドライト照明など、
決して良い環境だったとはいえないなか、黙々と何も変わらず取り組んでくれた選手に感謝します。

時間が経ち、やがてこの照明にも「慣れて」きます。
人間、最初の感動や感激は、日々当たり前のようになってくると、徐々に初心を忘れがちになります。

シーズン前に差し掛かってきて、寒さも忘れ気持ちも徐々に高揚してきることと思います。
シーズンが始まっても、灯りがなかった日々・灯りが戻った日を忘れず、今日のように、一本一本全力かつ丁寧に取り組んでください。





W・P(ウオーミングアップ)

字の如し、「身体を徐々に温めていく」こと

故障予防・当日の体調認識の他に、可動域拡大や体の部位を自由自在に動かせるための向上という目的があります。

現在は、フィジカル測定結果とプレースタイルの状況を判断し、
フリー15分からの、10種×各3〜4分程にてW・Pを行っています。
この10種はイメージしたプレーを実現するためのものが組まれています。
よって、季節や体調、ゲーム(試合)スケジュールにて項目は変化していきます。

先週末、新たなメニューが2項目追加されました。
これはトレーナーが打撃練習と走塁練習を見ていた際、提案されたものです。
違う角度からの着目によるアドバイス。
とても有り難い限りです・・・。

上記の取り組みに関しては、中学部だけでなく小学部も同じです。
今の時代(環境・教育情勢・流行・生活スタイル等)では、我々が思うような「身体の動き」を子どもたちが備えていることはとても困難です。
先日の来年度新入生の体験練習時にも気付かされた次第です・・・。
元来、野球を習いに来る前に、幼少期から自然と身についているはずのことが、今の時代は難しい・・・知ったり経験する場がないのが現状です。

だったら提供していくことを推奨する

試合は楽しく面白くて、子どもたちも保護者の方たちもとても解り易い結果が出ます。
しかし、それ以前に野球選手としてどう育っていくのか、レベルアップしていくのかが大切です。
伸び幅へ向けた根底を、幼少期からどれくらい創れるのか・・・。
その大切な部分を置き去りにしてまで、試合をさせる必要はありません。
野球人口を増やすためには、子どもたちに「楽しさ」を感じてもらうは不可欠です。
しかし、本質や本題からズレたその場凌ぎの提唱は、とても危険なことです。


小学部は、時期がくれば試合を行おうと思いますが、とりわけ急ごうとも考えておりません。
試合をするためだけの環境ではなく、野球が上手くなるための環境でありたい。
そう考えているからこそ、指導のメインは技術コーチではなく、トレーナーに行っていただいております。

6年生・5名が3年後・6年後その先、答えを必ず出してくれる。
そう確信しております。


今、大阪では無所属の中学硬式野球クラブチームが増えてきました。
8年前には考えられなかったことです。
それと同様数年後には、小学生への指導も「先を見据えた野球選手の育成」がスタンダードになることを願います・・・。


現在、来年度新入生(新中1)の入部受付を行っている期間です。
入部していただいた御礼を含め、個人がどういった選手であったのか性格や故障歴などを知りたくて、面識がある出身チームの監督の方々とは入部者について話させていただく機会が度々あります。
また、現在の小学生の保護者の考えについて認識し把握しておきたいということもあります。

我々は子どもたちを指導させていただく側なので、どんなアプローチ(指導)をしていくのか、どうやって能力と技術を伸ばしていくのか、ピークをいつどこでどう迎えさせていくのか、逆算し可能性を探っていくことを考えています。

しかし、親の立場になるとそういった要望は近年減少傾向にある思います。
特にここ数年、毎年思い知らされます・・・。


・強豪と呼ばれるチームでやらせたい
・全国大会や各代表チーム派遣にいけるチームに入れたい
・声(スカウト的?)をかけてもらったとこでレギュラーとしてやらせたい
・自分達、親の意見が通るチームに行かせたい

保護者のそんな声(要望)を監督の方々から良く聞きます。
それらに対しては各自の考え方なので否定も肯定もしません。
しかし、賛同はできません・・・。

なぜならば、

野球をするのは大人ではない

野球をするのは子どもだからです

本当に子どもたちは望んでいますか?
子どもたちの欲は大人たちと違い、至ってシンプルであり純粋なものです。
それは今も昔も変わりません・・・。


預かる指導者も、保護者の方も気持ちは同じです。

誰だって我が子には、

「陽のあたる場所へ」

そういった強い思い入れがあって当然です・・・


ただ、この「陽のあたる場所」
この解釈に大きなズレを感じてしまいます。


私が言えること

1.今がなければ先はない
  しかし、先を見据えた今がなければ先もない

2.今のたった一瞬の結果の達成感をとるのか
  振り返ったとき、確かな歩みであった道をとるのか

3.野球に何を求めるのか 求めるていくものと求めてはならないこと
  それは我が子の成長へ対しても同じです


時が流れて、中学生の指導をさせていただき約15年が経ちました。
当時よりも遥かに莫大な情報取集ができる時代です。
しかしそれは同時に情報に振り回されて、目の前に見えているものが見えにくくなっている時代であると思います。
考え方の修正は、その都度必ず必要です。
しかし、ブレずにホンモノを追い求めていく
これはずっと変わりません。

子どもたちもブレません。
いつの子どもたちも純粋で正直であるから・・・
いつでもブレるのは子どもではなく、大人たちが先です・・・
そんな大人たちの勝手都合な場当たりな振る舞いを、子どもたちは見ていないようで見ています。


子どもたちにとっての、

「陽のあたる場所」

これがいつの時なのか。
それは今も昔も変わりないような気がします・・・


今回小学校の監督さんから、直接、保護者の方々へ「野球への考え方」について話する機会を依頼されましたが、そんなことはおこがましくて絶対にできません。
よってこの場を借りて、ひとり呟かせていただきました。

3・2年生にそれぞれ有難い出来事がありました。
(全体ではなく個人の話になるので詳細は控えます)

例えうまくいかなかったことが続いても・・・
腐らずいつもと変わらずコツコツ真摯に取り組む

例え良い結果を出せなかったとしても・・・
必ずその過程を見て評価いただける誰かがいる

一喜一憂の気ままな行動ではなく、常に全力で取り組む・・・
いつかどこかのタイミングで自分が手繰り寄せた運をモノにできる

そして・・・
最後まで絶対に諦めない、選手が必ずやりきれるようなるサポートを継続する


正当な評価をいただけるような選手の育成を

そしてまた、正しい努力を続けた選手が報われる環境を

「中学生には何が大切なのか」
改めて、再確認させられました。




指導スタッフの中で最も大切にしている時間があります。

それは卒業生による野球教室(個別指導)です。

各帰省時やオフなどの休暇の際、多くの卒業生や野球選手が自主練習や調整のためグラウンドを訪れてくれます。
その際、「少しの時間で構わないから一緒に練習しあげてくれ」と彼らに頼みます。

よって今日を含め、12月20日〜成人の日あたりまでは、我々指導スタッフは選手たちへの直接の技術指導をなるべく控えています。
それは彼ら卒業生や野球選手との触れ合いや時間はとても貴重な経験だからです。
指導スタッフは彼らとの野球談議がメインになります。
彼らの迷いや悩みに対しアドバイスするときもあれば、彼らから今の野球を勉強させてもらえる機会でもあるからです。


今年の野球教室は参加者多数のおかげで、より細分化した野球教室(パート練習)が可能となりました。

中学生は以下に分けました
・右投手
・右長身投手
・左投手
・捕手
・二塁手
・三塁手
・遊撃手
・外野手

小学生は以下に分けました
・右打者
・左打者


数年前まで教えてもらう側だった子どもが、
今は青年となり指導する側になっている

時が経てば当たり前の原理であることですが、毎年とても感慨深いものがあります・・・。


文字で説明することは難しいですが、球場に「流れている空気感」や「選手たちの雰囲気」が、
このクラブをまた1つ成長させてくれている、在部生を上手くさせてくれると、しみじみ感じて外から眺めていました。

俺らも上手くなりたい
俺らもできる
俺らもそういう道へ進みたい
俺らもカッコよくなりたい

この環境・循環をいかにつくるか
中学生を指導して約15年になりますが、毎年修正しながら今もずっとそれを模索し続けています・・・。


大人の思う通りに子どもたちは動きません。
心で感じたときに子どもたちは自然に動いてくれます。

今日もそんな1日だったと思います。


卒業生たちありがとう。

君たちは我々のかけがえのない財産であり宝です。
これからも、「カッコイイ先輩」でいてください。
そして今年も、実りあるシーズンとなるよう応援しています。



2019年がスタートしました。

毎年恒例、キッズ・在部生・卒業生が一同に球場に集ってくれました。

8年前は2名からのスタートでした。
年々、中学生部員が増え、高校生が増え、大学生が増え、小学生が増え・・・
今年のスタート日は、総勢100名を越えた会となりました。

みんな、年始の忙しいなか、都合をつけて集まってくれたこと。
特に大学生や社会人はスケジュール調整が難しかったはずです。
元気な姿を見せてくれてありがとう。
指導に携わる中で数少ないホッと出来る瞬間であり、最も嬉しい瞬間でもあります。


AMの対抗戦。
OBたちが中学生の力量を計りながら、うまく試合を演出してくれました。おかげで2時間15分で9イニングできました。
楽しい雰囲気の中に、時折魅せるプレーを混ぜてくれ、
小・中学生も色々と感じたことだと思います・・・。
魅せるプレーをやりたいと思ったはず。
でもそれを実行するには、シンプルで地味な基本的な練習の積み重ね、そして経験値。
それしかありません。

心が熱いうちに打つ

対抗戦後は、みんなお楽しみの野球教室となりました。






来年度新入生の体験練習会を行いました。

当クラブは小学校チームへの訪問や勧誘行為などを行いません。
(預かっている選手たちの練習を放ったらかして、営業活動することはできません。優先すべきは、今来てくれている選手だからです)
いつも「待つしかない」状況なので、どれくらいの子どもたちが来てくれるのか、毎年期待と不安のなか参加予約を受け付けて当日を迎えます。
近隣から府外まで今年も多くの子どもたちが参加してくれました。
本当に有難い限りです・・・
ありがとうございました。


途中、3年生(2人)の出身チームの監督さんが御礼に来られました。
彼らが頑張ってくれたおかげで今の彼らの成長があります。
私は監督さんに御礼を言われる立場ではありませんが、今も彼らを大切に思ってくれていることが、とても嬉しかったです・・・。
またわざわざ来てくださる恩師がいること、彼らは本当に幸せです・・・。

今回も参加いただいた半数以上が、当クラブの後輩にあたる子どもたちでした。
7年前から徐々にその輪が広くなってきていると感じています。
どれだけ丁寧な育成方針を説明することよりも、「中学生(先輩たち)の顔つきや立ち居振る舞い」をご覧いただくことが、何よりの答えになると考えています。
「野球教室」ではなく「体験練習会」なので、日常の雰囲気を感じていただけたと思います。


また、毎回コーチ陣には、小学生へ対して技術指導をしないよう促しています。
彼らは「ウチの選手」ではなく、「他人様の選手」だからです。
もちろん初めて会って、たった数時間だけ見て、技術を教えるのは危険行為だからという理由もありますが、
何より日々、彼らを一生懸命指導されている指導者に対して失礼になるからです。

少しでも何か伝えたい・・・
コーチ陣もそういう思いの中で4時間見守っていただきました。
それは私も同じです。

ご縁をいただき、一緒に野球をすることができればと願います・・・。


伝えたいこと

いっぱいあります・・・


オフーシーズン前の恒例、2つの測定を行っていただきました。

体力筋力測定においては、スピード・パワー・バランス・柔軟性。
能力数値においては、反応・バネ・走力。
この2つの測定会により出た数値が、今年の選手たちの伸び幅を示してくれています。
同時に来シーズンへ向けた課題を見つけ、2つの測定結果から来シーズンの練習メニュー構築を行っていきます。

ここからの「仕込み」をどうするか・・・
年末年始、時間をかけたいと思います。


また測定後の説明により、選手自身も現状や展望を再確認できたはずです。トレーニングへの理解も、また深まったと思います。

時間をかけた取り組みは、必ず数年先の結果へとつながっていきます。
2つの測定項目ならびに、KAZさんAKEさんから行っていただいた違う角度からのアプローチも、貴重な時間でした。必ず、野球の動きへの効果があります。

様々な経験を通し成長へとつながる環境を今後も続けていきたいと思います。



中3の高校入試まで、あと1ヶ月となりました。
体調管理を徹底して、しっかりと準備し入試に臨んで欲しいと思います。

進路案件については、相談された際にはアドバイスをしますが、
基本的には各家庭と子どもの判断に委ねております。こちらから方向性の押し付けは行いません。その方針は、これまで同様今後も変わりません。
今年も進学校へ進む者、スポーツ推薦で進む者、みな自分の意志にて最終決定していただきました。


しかしここ数年の高校野球を見ていて、疑問に感じるところが多々あります。(詳細は省略します)

卒業生たちが進む進路について、
「本当にこれがベストの進路選択なのだろうか」
「高校野球を通して成長するために、何を経験し得ることが大切なのだろうか」

夏頃から自問自答を繰り返し、スタッフ間でも協議し来年の方向性を定めました。
これまでと同様の流れ・方針は変わりません。
ただ、数年先を見据えた時に、もう1つ違う方向性をつくっていくこともアリではないのかと・・・。


何の目標(目標)で高校野球を続けるのか

ひとりひとり同じではないからこそ、
ひとりひとりへの「本当の価値」が必要です。


この記事にもヒントが隠されているのではないのでしょうか・・・。

https://news.yahoo.co.jp/feature/1159

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